熟年離婚したい!離婚訴訟の知識を解説!TOP > 熟年離婚について > 熟年離婚にはデメリットもある?

デメリットもある?

パートナーともう生活できないと感じ、熟年離婚をするということは決して悪いことではありません。

人それぞれ考え方も違うでしょうし、自分のこれからの生活(変わらないことの繭り返しに思えても、実はそれが一番重要なのかもしれません)を見直した結果として選んだ離婚であれば、後悔も少ないのではないでしょうか。

しかし、熟年離婚を行うとメリットばかりではなく、少なからずデメリットも存在します。

これは特に女性が直面することが多いのですが、今まで専業主婦だった人なんだったら、生活費の確保が出来なくなるという大きなデメリット(事前に想定することでその規模を小さくしたり、回避したりすることもできるかもしれません)に直面します。

仕事を持っていて熟年離婚をした場合には生活費は確保可能ですが、専業主婦(女性の社会進出が進む一方で、専業主婦になりたいと希望する女性も増えているようです)の場合には今まであった夫の収入がゼロになるのですから非常に苦労が増えると思った方が良いですね。

すでに年金を受給している場合ですと、年金(一般的に、国民年金よりも、厚生年金や共済年金の方が給付額が大きいようです)分割法で多少の金銭は確保出来ますけど、一人で生活していくだけの生活費には足りない場合が多いため、結果的にパートなどの仕事を始める必要に迫られます。

それとこれは離婚したどちらににも言えることとは言え、特に齢をとってからの離婚(日本では協議離婚が認められていますが、国によっては離婚できないこともあります)は精神的な寂しさと、今まで支えてくれた人の欠落という金銭ではどうにも埋めることが出来ない大きな喪失感を感じる可能性があります。

離婚後にパートナーが見つかれば良いですが、見つからない場合には精神的なダメージが非常に大きくのしかかる可能性があることを知っておく必要があるでしょう。


 
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