熟年離婚って慰謝料はもらえる？

熟年離婚を行う場合に慰謝料はもらえるのかと思う人も多いのではないかと思います。

離婚をして慰謝料を請求できるケースは、精神的苦痛、肉体的苦痛を長年受けてきた場合や、浮気などにより離婚に踏み切った場合でないと慰謝料の請求は行えません。

例えば、性格が合わないから離婚や、なんとなく嫌になったから離婚といった理由では慰謝料は請求できません。

慰謝料とは離婚の原因を作った相手への損害賠償金ですから、ただ単に合わないから離婚といった場合には相手へ請求する損害自体が存在していないため、慰謝料は発生しません。

もちろん、浮気をされた場合でも、肉体的精神的苦痛を受け続けた場合でも、何かしらの証拠（自白だけで決め付けると冤罪を生んでしまうこともあるかもしれません）となるものが必要になります。

もし、長年にわたり苦痛を感じていたとしても、それを立証できない場合には慰謝料の請求は出来ない場合が多いようですので、必ず何らかの形として残しておく必要があるでしょう。

ただ、慰謝料がもらえない場合でも、年金分割制度の利用でとりあえずの生活（ささいなことの積み重ねですが、疎かにしているとある日大変なことになるかもしれません）費の確保は出来ます。