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熟年離婚は増えているの?

熟年離婚と聞くと齢を取ってから離婚することを言うと思いがちですが、実は結婚して20年程度で離婚(日本では協議離婚が認められていますが、国によっては離婚できないこともあります)する場合も熟年離婚と呼びます。

10代で若くして結婚(豪華に式をあげたいという女性も多いですね。ウェディングプランナーという職業も人気です)した場合、40代での離婚も熟年離婚(妻から言い出すことが多く、夫はその理由がわからないというケースも少なくありません)に含まれますから、実は熟年離婚の幅は広く離婚数もかなりの数があると言われています。

実際に熟年離婚が増えているのかと言うと、1970年からの統計で見れば右肩上がりに離婚率は伸びてきているようです。

ここ数年の離婚率はほぼ横ばいになってきているようですが、それでも1年で約4万件の熟年離婚があるため、決して少ないとはいえないと思います。

熟年離婚が増えている原因の一つに年金分割制度が開始されたことが大きく関わっているようで、離婚しやすい地盤が整ってしまったと考えられるのかもしれません。

この年金分割制度は離婚をした場合でも夫の年金の一部を受給できる制度のため、離婚を我慢して一緒にくらす必要性が無くなったことも熟年離婚の件数増加に繋がっていると思われます。

一昔前は金の切れ目が縁の切れ目と言われていましたが、今では縁が切れても金は切れぬが常識になってきているようです。

ですから、これからも熟年離婚数は増え続ける可能性が高いと言えます。


 
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